db
dornblatt
*lundi 14 janvier 2008

【 世につれ 】

—— 虚貝
の建物が一体いつ建ったのか、とんと知らぬうちに街の風景が変わってしまっていることが多い。路傍のこととなるとなおさらである。
子供の頃、道端にある地蔵について「これは何」と親にたずねたところ、交通事故などで子供が死んだときに、その親がたてたりするものなんだよ、と説明された記憶がある。風俗や歴史的にそれが正しいことなのかどうかはあやふやであるが、なんとなく今もその説明を信じている。
その地蔵は東京で初めて見つけたものであった。東京の都心にも地蔵などがたてられたりするのだと記憶に残った。しかし今日久しぶりにその場所を通りかかって、その地蔵がないことに気がついた。どうやらその場の公共施設を建て直し、塀などをきれいにするときに撤去されたものと思われる。
施設自体が建て直されたのはずいぶん前のはずだが、地蔵がなくなっているのは今日の今日まで全然気がつかなかった。
その少し離れたところにあった「陸軍防空壕入口」と書かれた大きな鉄板(戸口?)もいつの間にかなくなり、セメントで塗り固められていた。そんなものだ。
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