
vendredi 19 janvier 2007【 健康おたく 】
—— プシュ
私が口座を持っているネット銀行から、週に1回金曜日にメールが来るのですが、そこに数行、メール制作者の身辺雑感が載っています。ついついそれを読むのがくせになっていて、いつぞやかは夜遅くスーパーに行ったら、いつもはある納豆がすべて売り切れていたと、ありました。
そんなこともあるのかと別段気にも留めずにいたら、夜の6時にも関わらす、私のところでも納豆が全種類売り切れでした。どうやら、テレビで納豆が健康面でいいとされていたようです。もう何年か前には、ココアが体にいいと言われて、ココアの売り上げが急上昇するということもありました。
とにかく、健康ネタ特にある食品が健康にいいという情報は、昼時のワイドショーに取り上げられると、たちまち効果を現すようです。少し考えてみれば、食品である以上何らかの栄養面での効用があるのは当たり前です。そうした効用が健康に何かしら役に立つのも当然です。
納豆とかの大豆食品が栄養豊富なのは、問題ないとしても、嗜好品にまでのこの論理を持ち込まれるのは、はなはだ考えものです。記憶に新しいのは、赤ワインが健康にいいとされていることです。ココアの場合と同様に、赤ワインにも抗酸化物質のポリフェノールが多く含まれていて、それが体にいいということです。
国民生活センターの調べでは、別段ココアとか赤ワインとかを飲まなくても、日本人の平均的食生活ですでにポリフェノールは十分摂取されている、ということです。またポリフェノール自身の問題点も、ここでは棚上げにしてもです。ココアや赤ワインなどは、飲みたいから飲むのであって、体にいいから飲むわけではないのではないか。
アルコール依存症など、仮に過剰摂取が問題だとしても、これらの嗜好品は好きだから飲むということでいいものでしょう。あるフランスのワインセラーで、ワイン好きの年配の人に、若い日本人女性が「赤ワインは体にいいのですよ」と語りかけると、そのフランス人は、「ワインが体にいいかなどは知らないが、これがなければ何も始まらない」と答えていたのが実にすがすがしかった。
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