
vendredi 6 octobre 2006【 SAL便 】
—— 書簏

私のところのような小さな古本屋でも、たまに海外から注文が入ることがあります。私は最初に海外発送するときは、郵便局員の方に割安のSAL便の用紙を聞き、POSTAL PARCELの用紙を使っていたのです。
それが2度目の海外発送の時に、その用紙を使ってSAL便を出したところ、年配のベテランの局員さんに、SAL便はこの用紙は使えないので、差出人と受取人の住所の部分だけを切って貼るよういわれました。それ以来その局員の方の言われるままに、用紙を使わず表に受取人、裏に差出人の住所を書いて出してきました。
先日そのSAL便で送った本が届かないと、メールをもらい、不着の事故を扱う係の人に詳細を記した書類を書き、行方知らずになった郵便物を調べてもらいました。
「国際郵便もいろいろありますが、どういう形で出しましたか?」
「SAL便です」
「それでしたら、個々の郵便物につけられたコードがありますよね」
「ありません。郵便物の表に受取人の住所を書き、裏に差出人である私の住所書いただけです」
「個々の郵便物を認識するコードがないと、追跡ができませんので、一応問い合わせてみますが、無理かもしれません」
「確認したいのですが、SAL便にもコードがつくのですか」
「つきます。POSTAL PARCELの用紙に所定事項を書き、右端にあるSAL便のところにチェックを入れるようになっています」
結果的には、強引に出し方を修正したベテランの局員さんが間違っていたことになります。そのせいで私の出した郵便物の行方を調べることすらできなくなってしまったのです。
何より私自身が、最初に書いたPOSTAL PARCELの用紙に、SAL便のチェック欄があることを考え合わせれば、この用紙を使うことに気が付くべきでした。不着のお客様には、料金を返金いたしました。今回はいい勉強をさせていただいたものと、考えています。

追記: ところが、発送してから2ヶ月も過ぎたころ、お客様から「本が着いた」と、ご連絡をいただきました。悪いことはそうそうは続かないものです。
追記#2: 続く
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