
vendredi 10 mars 2006【 はじめての本 】
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多くの方はご存じと思いますが、Amazonでは各商品にカスタマーレビューというものがあります。その商品への消費者の感想が書かれているものです。先日、ある本のカスタマーレビューに次のようなものを見つけました。
この本は本当に面白いです。なぜって自分が初めて最後まで読むことができた本だからです。
最初私は文字通りポカーンとしたのですが、少ししてなんだかとってもよいではないかと思えてきたのでした。
昔私が家を出るとき、持てない本はそのまま残してきたのですが、その中に五木寛之氏の「青春の門」が何冊かありました。
何年かして家に帰り本棚を見ると「青春の門」が揃っていて、弟が少し自慢げに「たまたま読んだら面白かったので、初めて本を買って読んだ」と言うのです。
さて、弟が初めてまともに読んだ本が「青春の門」でよいとして、私自身が初めてまともに読んだ本の記憶となると、実はとってもあやふやなのです。たまたま学校の図書館で手にした本だったのか、鍵がなくて家に入れなかったとき、招かれた隣の家のお姉さんの本棚の本だったのか。
そう考えるとAmazonにあのレビューを書いた人は「最初の本」という記憶が、もしかしたらずっと残ることでしょう。
そういえば初めての漢和辞典は、そのお姉さんのお古で、とんでもなく大きなものでした。
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