
lundi 26 décembre 2005【 イカの塩辛 】
—— プシュ
イカ、特にイカの塩辛が大好物で、スーパーで買いものをするさいに、ついつい誘惑に駆られます。個人的には、メーカーの塩辛よりも、魚屋さんが自分の店で作ったイカの塩辛が好きなのですが、近所にもあった小さな魚屋さんが軒並み廃業し、自分で作るしか手が残っていません。
ネットでイカの塩辛の作り方をみてみると、自分でもやれそうなのですが、残念なのは今年はイカが不漁なのか、かたも小さく値も例年の1.5倍から2倍くらいしているので、なかなか手が出ません。
あともう一つイカの塩辛づくりに二の足を踏ませるのが、海洋汚染の問題です。重金属などの海洋汚染物質は、プランクトンから小魚やイカ類などを経て、大型の魚類、海棲哺乳類へと、食物連鎖を経て、濃縮されていきます。海洋汚染の専門論文によると、イカの肝臓(キモ)は、海洋汚染のモニタリングの格好の材料です。
スルメイカなどのアカイカ科のイカは、(1)世界中の海洋に広く分布いている(2)一年生であるので、その肝臓の汚染物質濃度は年毎の海の汚染状況を反映する(3)生物濃縮率はアカイカ科のイカの間では種類によって大差なく、また、蓄積率は体重に比例する。
したがって、一定の大きさのアカイカ科のイカの肝臓を分析することによって、その海域の汚染を鋭敏に検知することができる。
ちなみに、イカの肝臓には、有機スズ化合物などの海洋汚染物質が、海水中の104~108倍もの濃度で、濃縮・蓄積しています。私には、この数字の解釈はできませんが、どうやら高濃度で蓄積されているようです。南半球では比較的汚染が少ないのに反し、北半球、特に日本近海で汚染が進んでいるのだそうです。
そうはいうものの、やはりイカの塩辛はおいしい。うーん、でもここまで分かっていて、イカの塩辛を食べるのは、ちょっと恐い。
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