
mercredi 7 décembre 2005【 歯肉炎ってわけではない 】
—— 虚貝
小説家を羨ましいと思うのは、歯の浮くような台詞でも、平気で文章に書けることだ。歯が浮いたとしても台詞自体が浮かないように話を進めてくるというのが腕の見せどころだろうけれど。
人様のブログなどで、誰それの小説のこの一文に感動したなどと申されながら、抜き書きされたその一文などを読んだりすると、なかなかに背中が涼しいことがある。
別の意味で恥ずかしい文章は、ここで幾らでも書けるとしても、やはり歯の浮く文章というのはひと味違う。やはりそうした文章を書くことができる小説家というのは実に羨ましい限りだ。
それはさておき、しかし最近歯の浮く台詞の出てくるような小説どころか、小説自体あまり読めなくなった。小説を読まなくなったら、歳を取った証拠だと、なんとなく10代のころ思っていたが、もしかしてそういうことなのか……
pingURL≫ http://www.crypto.ne.jp/dornblatt/auge/tb/1133947370






OldBookMark
本の枝折
書簏の古本箱
beShop
©2005-2012 crypto