
samedi 26 novembre 2005—— 虚貝
どこからともなく、製造2004年6月、賞味期限2005年2月という500mlの缶ビールが出てきた。しかし持ってみるとなにやら軽い。
試しに秤〔はかり〕に載せてはかると、270gほどしかない。水とくらべて比重がどうなのか正確にはわからないが、缶の重さのことも考えると、およそ半分のビールがどこかに行ってしまったことになる。しかし缶の表面を舐めるようにして見ても、どこにも漏れたような跡はない。
目に見えないような小さな隙間から気化していったのだろうか。そもそも缶ビールって、長くほかっておくと、こうなるものなのだろうか?
コップに注いでみたら、ちゃんと泡が立つし、なにやらよい匂いがしてきた。もしかして凝縮されて美味しくなってるってことは……ないか。
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