
mardi 22 novembre 2005【 風馬牛なお話 】
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先日、とある古本箱君のところから、どうせ売れないだろうからちょっと貸してよということで、売り物である論文集を借りてきて読んでおりましたところ、なんと3日後に売れてしまいました。
売れることはあるまいと思いつつも、借り物である上に売り物であるということで、ガッと開いたりして本を傷めないよう大切に読んでいたのですが、まさか売れてしまうとは。
別に必要に迫られていたわけでもなく、暇つぶしに読んでいただけなのでしたが、少し面白い本でしたので、ネットで調べてみました。
すると1軒だけ古本屋さんにあるものの少しお高い。なるほどと得心しつつ、心の中で〔もっと高い値にしておいてくれれば売れなかったのに〕などと自分勝手なことを思ったのでした(笑)。
さて本を返したついでに、かわりにヒュームの本を1冊借りてきて読んでいたところ、その中に“風馬牛=ふうばぎゅう”なる言葉が出てくるのでありました。
最初私はこの言葉を「伝説上の、風のように早く駈ける馬の顔を持つ牛(もしくは牛の顔を持つ馬)」なのかと思ったのでした。
馬の顔をした牛……、牛の顔をした馬……、想像してみてもぜんぜん速そうじゃありません。そしてぜんぜん文脈にあいません。そこで翌日——読んだときは寝床だったため——辞書で調べてみました。すると
発情した馬と牛の牝と牡とは、相手を求めても類が異なるので、互いに全く関わりを持たないということ。
これが“風馬牛”の意味でした。上の意味が転じて「まったく関係のない」ことを意味しているのだそうです。“風”は発情していることを表しています。「風邪をひく」かわりに「風をひく」などと使ってみたりして。コホン
とりあえずヒュームを読んで風馬牛を知るのでした。
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