db
dornblatt
*jeudi 22 septembre 2005
—— j
初にそれが我が家にやってきたとき、それは一段高い棚の上にレースのカバーを掛けて据えられ、やがて家族が居間にうちそろって、全員が正座して注目している中、おもむろにおもおもしく父親が電源のスイッチを入れたのでした……
というくらい、白黒TVが各家庭にやってきたときは、それは一大事件だったと噂に聞きますが、今、何かが家にやってきてそれほどセンセーションを巻き起こすような道具などあるのでしょうか。いやそもそも「道具」と呼んでしまっている限り、そのような事件であることなどないのでしょう。
ところで、先の白黒TVと較べるべくもありませんが、初めて家にハードディスクがやってきたとき、ちょっとした感動とともに、腫れ物に触るような扱いをされたのでした。
容量80Mバイトほどのそれをパソコンに接続したとき、この中にフロッピーディスク80枚も記憶させることができるのか、これであのフロッピーの抜き差しから解放されるんだ、と感嘆したこともありますが、ちょっとした衝撃で壊れると脅されていたため、おっかなびっくり触れられたのでした。そして案の定というかその甲斐もなく壊れたのでした。
今、私のパソコンのハードディスクの容量は240G。メガでいうと240,000Mバイト、最初のものの3000倍です。最初のハードディスクは¥10万以上だったと記憶していますが、それで換算すると、現在のパソコンはハードディスクだけで¥3億という計算になります。そう思って眺めると、改めてすごいなぁと思うのでした。いや別に、なんでもお金に換算しないと感心できないっていうわけじゃないんですけどね。
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